骨髄ドナーの依頼があれば、再び頑張ります。

20年くらい前に骨髄を提供した。

父が65才の時、白血病ではないけれど骨髄で血液が作れない病気となったが、高齢で骨髄移植が出来なかった。

体がダルい、疲れるといった症状で、池江璃花子 さんも同じかな。

治療は血小板、赤血球、白血球などの輸血のみで、延命治療しか出来ず、亡くなってしまった。


父が亡くなってから、免許更新時に献血センターで骨髄バンクに登録した。


初めは小さい封筒で冊子が届いた。
3カ月くらいしてから、大きな封筒が。
当選者❗

でも、候補は全部で5人。
(でも、自分だけだったりして)

結局、自分の型が一番合い、自分に決定❗


コーディネーターと面接したり、合計7回くらい打ち合わせがあった。

午後休暇をとったりしたが、日当なんかは無い。
交通費だけはもらえた。
会社の理解も必要で、社長は理解があり、休ませてくれた
(でも、有給だけど)
1日の日当が2万円だったら、18万円の減給になってしまう😵

色々な説明もされた。

・今までに5人のドナーが死亡している。(当時)
いずれも、麻酔から覚めないかったが、今は違う方法なので可能性は低くなった。

・情報をネットに流してはいけない

・患者に骨髄を移植するが、チャンスを与えるだけで、100%治るとは限らない。

・調整に長い時間掛かるが、途中で、患者が亡くなる場合がある。

・私が死亡したら1億だったか、保険金がもらえる。
(死んだら意味無いか(笑))

・血液検査をして、感染症が無いか確認する。
(エイズ、梅毒なんかも確認。良かった、問題なくて(笑))




最後のほうでは、弁護士立ち合いで打ち合わせを行った。

このあと、途中放棄はしない事を約束しないといけない。
理由は後で。

病院は外科病棟。
理由は食事制限が無いから。
病気ではないので、そういうのは気を使ってくれた。
ご飯は美味しかった👍



そして、自分の血を抜いて保管。400mlだったかな?
移植後に自分に戻すために。


ここからが最終段階。
患者が無菌室に入り、薬を沢山投与して、骨髄(かな?)を全て殺します。

もうここからは自分は、やっぱりやだ‼とは言えません‼
患者が確実に死亡します。
なので、危険な仕事、車の運転等は控えなければならない。
もし、自分が事故にあえば、自分最優先となり、患者は死亡します。
私だけの命ではないのです。

そして、ドナーの私が入院。
1泊2日だったかな?

全ての物を出しきりベッドに向かい、吸気麻酔を吸う。
2秒くらいで記憶が無くなった😅

採取は注射器で行う。
背骨 腰のベルトのちょっと上あたり。
皮膚には5カ所の注射器の跡。
しかし、骨は100カ所以上の注射器の穴がある。
皮膚をずらして骨に刺す。


気がついたら病室。
背中のベルトちょっと上が少し痛い。
まー、我慢出来るレベル。

でも、安全帯は無理だった。
電柱に昇って、安全帯に体重をかけるとモロに当たって体重をかけれない。


病室で先生から報告があり、⚪⚪さんは丈夫そうだから、2000ml 抜いておきました😅
普通は1500ml 位だけど。
ペットボトル4本分。
まー、いいんですけど😢
あれからなんでもないんで😅

200ml だと思ってたんですが😁

しかし、骨髄ってどのくらいあるんだろう⁉




そして、退院。

しばらくして、患者から手紙がきました。
内容は団体にチェックされていて、県、住所などダメなワードがあるかの確認。
19才の大学生の男子。
その手紙は、…。

今何処にあるか…。


彼は、今は生きているか解らない。



そして、その後1年はドナーになれない。


でも、1年ちょっとしてからまたあの封筒が届いた。
しかし、提出が1日遅れてしまい提供出来なかった。

その後、大きい封筒は来ていない。


骨髄移植には、最初の封筒から移植まで、たしか6カ月くらいかかる。
今ではどうなんだろう⁉

最近は、池江さんのことがありドナーの登録が増えているらしい。
良いことだ‼

しかし、ドナー候補の6割が辞退すると、テレビが言っていた。

大変なのはよくわかります。

登録をするときに、もうちょっとだけ考えてもらえれば、と思う。

会社で、骨髄バンク登録の事を聞いたら、ほぼ無関心だった。
感心がなければ、そんなもんかもしれない。
父が病気にならなかったら、自分もそうだったかもしれない。

数年後、母の友達のこどもが白血病になり、骨髄移植をした。
ドナーの交通費は患者が払っていた。
日当なんて言えない😭


あと数年(55才の誕生日まで)、ドナーの依頼があれば、よろこんで協力します。
骨髄移植を希望する人、待っていて下さい👍



最後まで読んでいただき、有り難うございます🙇